社会不適合気味な人間はどうやって生きていこうか。

会社を辞めて実家に戻り、1ヶ月が経った。

日々、時に頑張ったり、時に鬱々としながら過ごした。

 

 

以前からブログを書いていたが、書くことが何になるのかわからなかった。

書くと反応が気になって私は自由に書けなくなっていた。

周りの反応を見るのが嫌になり、ページへのアクセスが減っていた。

 

 

書きたいような、書きたくないような。

気持ちの中で何度も行ったり来たりして、定まらないまま書き始めた。

 

 

何のために書くのか、少しだけ思い出した。

自分自身の記録のために。

暗い時期も、大事な自分の人生だから。

それから、今自分が体験していることが、いつかどこかの誰かの力になる可能性が1%でもあるのなら、それをしよう。

誰か一人の相手にでも、何かを伝えることができたならいいなと思った。

でも、それがなくとも、私は私自身のために書こうと決めた。

手探りでもがいているけど、それも大事なものだから。

社会に適合できない私たち家族が、自分の素晴らしさに気づいて生きていくために。

私の現在進行中のチャレンジとこれまでの話。

日々感じたことを書いていこう。

 

 

私には30代の弟がいる。

弟は専門学校中退後、20年近く実家で暮らしている。

特に働いてはおらず、いわゆる“ニート”だ。

ニートは現在日本で100万人いると言われており、本人とその親の高齢化が問題となっている。

さらには弟は精神疾患も抱えているように見える(医療機関の受診を嫌がるため未診断)。

 

弟は車を運転することはできるが、一人で遠出することはできず、母や私が付き添って運転手もしている。

年老いた母が、弟から頼まれて車を運転している姿を見たり、母と一緒に買い物に出て、母が会計しているのを見ることが辛い。

「本当ならバリバリ働いているのかな。」

いや、少なくとも自分の道を自分らしく生きていてくれるならそれでいい。

「この年で仕事に就いていないなんて。」

そんなことを考えてはいない。

そんなことはどうでもいい。

ただ、生きていく中で体験しうる色々な喜びを享受できていないように思えること、弟が持つ良さや才能を発揮できていないように感じることが嫌なのだ。

余計なお世話だと思われるかもしれない。

 

もしニートであることを本人がそれでいいと思っているなら、全く構わないと思っている。

でもそうじゃない。

苦しんでいるのなら、これから、その命を目一杯輝かせて生きてほしいと思う。

それは、とにかくすぐに働けとかそういうことではなくて、まずは安心感をもって、自分の価値を感じて過ごしてくれたらなと、そう思う。

 

でも、まずは、

今日まで苦しみの中で生きてきてくれてありがとう。がんばってきたんだな。

そう思う。

 

そんな私も長年の会社勤めを辞めて無職になった。

私自身もこれから自分の道を歩く。

これも手探り。

でもようやくここまで来た。

手探りでチャレンジしてみようという気持ちになるところまで来た。

今一番したいことをしようと思う。

そして、苦労している母が、家族が、元気になってほしい。

そのために、私にできることをやる。

 

 

これから弟の様子を含めた日々の暮らし、変化などを書いていこうと思う。

そして、私自身が、自分の道を見つけて生きていくまでを書いていきたい。